PHOTOSCORE サポート FAQ

 

 目次

 

 

 問題と対策

PhotoScore 処理された出力で、音符のかわりに大きな文字が表示されるのはなぜ? 音符に符頭が表示されないのはなぜ?

この問題は Windows ユーザーだけに発生するもので、Windows が PhotoScore フォントを正しくインストールできなかったことが原因です。 ここから PhotoScore フォントをダウンロードし、コンピュータを再起動してから、このフォントをコントロール パネルの [フォント] フォルダにコピーしてください。

 

PhotoScore for Mac で自分のもっているスキャナが使用できないのはなぜ?

Mac OS 9.2.2 ユーザー

PhotoScore に直接スキャンする場合は、TWAIN スキャナ ドライバを使用する必要があります。 このドライバがない場合は、スキャナの製造元に入手できるかどうかをお問い合わせください。 入手できない場合は、スキャナに付属のソフトウェアでスキャンして、TIFFファイルとして保存する必要があります。 これらのファイルを PhotoScore で開けば([ファイル]メニューの[開く]を使用)、直接スキャンした場合と同じように扱うことができます。

Mac OS X ユーザー

Mac OS X 10.1.2 またはそれより前のバージョンでは、TWAIN ドライバによるスキャンがサポートされていません。 この場合は、スキャナに付属のソフトウェアでスキャンして、TIFF ファイルとして保存する必要があります。 これらのファイルを PhotoScore で開けば([ファイル]メニューの[開く]を使用)、直接スキャンした場合と同じように扱うことができます。

Mac OS X 10.1.3 以降では、TWAIN ドライバによるスキャンがサポートされています。 ただし Mac OS X TWAIN ドライバである必要があり、クラシック ドライバは機能しません。 スキャナのインストール ディスクに TWAIN ドライバが含まれていない場合は、そのスキャナの製造会社の Web サイトで探してみてください。

 

PhotoScore で PDF ファイルを開くときに問題が発生するのはなぜ?

PDF ファイルを開こうとしたときに、一瞬開けたようにみえても何も起こらないことがあります。

PhotoScore はパスワード保護された PDF ファイルを開くことはできません。 Ghostscript を使用(PhotoScore のプラグインとしてではなくスタンドアロンとして使用)するか、フル バージョンの Adobe Acrobat を使用して、PDF ファイルから保護を削除できる場合があります。

Mac をご使用の場合は、ハードディスク内の PhotoScore のインストール階層が深すぎることが原因の場合があります。 Ghostscript for Mac でこれが問題となることがあります(PhotoScore が Ghostscript を使って PDF ファイルをデコードしようとしたときに、ファイル名が長すぎてできない場合があります)。このような場合は、PhotoScore を、ハードディスクの [アプリケーション] または [アプリケーション(Mac OS 9)]フォルダ内の直下にインストールしてみてください。

 

PhotoScore for Mac で TIFF ファイルが開けないのはなぜ?

ファイル名に「.tif」という拡張子が付いていない場合は、この拡張子をつけて試してください。

 

Acrobat Distiller®を使って PhotoScore の出力の PDF ファイルを作成していますが、出力で音符のかわりに大きな文字が表示されてしまいます。

アップデートされたバージョンの PhotoScore フォントをダウンロードする必要があります。 Windows ユーザーの場合は、ここから PhotoScore フォントをダウンロードし、コンピュータを再起動してから、このフォントをコントロール パネルの [フォント] フォルダにコピーしてください。 Mac ユーザーの場合は、ここから PhotoScore フォントをダウンロードし、Stuffit Expander を使って .hqx ファイルを開き、フォント ファイルを [フォント] フォルダにコピーしてください。

 

特定の楽器に対して演奏される MIDI の音色を変更するには?

ハードディスク内の PhotoScore がインストールされているフォルダ内に [Resources] というフォルダがあり、ここに General MIDI.txt というテキスト ファイルがあります。 このファイルには、MIDI の音色(1〜128)とその後に引用符とカンマで区切られた楽器名が記載されています。 MIDI の音色に新しい楽器名を追加すると(あるいは別の音色から楽器名を移動すると)、この楽器が PhotoScore の譜表に割り当てられている場合、その楽器に対してこの音色で再生されます。 楽器を移調させることも可能です。移調するには、引用符で囲まれた楽器名の後に例えば「:+12」または「:-12」などの値を追加します。この例の場合は1 オクターブ上または下に移調されます(付加する数字は半音単位です)。 このファイルを見てどのように書かれているかをご覧になれば、書式が理解できると思います。

 

[再生] をクリックしても何も聞こえないのはなぜ?

PhotoScore は、コンピュータに設定されているデフォルトの MIDI デバイスを使って再生を行います。 他のミュージック ソフトウェアが実行されていないことと、コンピュータのメインのボリュームと MIDI ボリュームが適切に設定されていることを確認してください。

 

Sibelius と PhotoScore が互いに認識できない場合はどうすればいいの?

Sibelius の [スキャン] ボタンが機能しない場合は、PhotoScore をいったんアンインストールしてから再びインストールしてみてください。

PhotoScore の [Sibelius に送信する] ボタンが機能しない場合は、Sibelius をいったんアンインストールしてから再びインストールしてみてください。

 

きれいな楽譜を使用しているのに、低い精度しか得られないのはなぜ?

精度を高めるには、次の点を確認してください。

1) 通常は、256 階調(白黒写真、グレースケール、8ビットグレーと呼ばれることもあります)でスキャンしてください。 ただし、一部のスキャナでは、2色(白黒線画または 1 ビットグレーと呼ばれることもあります)のスキャン モードを使用し、線が切れたりオブジェクトがかすれたりしないようにスキャナ ドライバの明るさの設定を手動で設定してスキャンした方が優れた結果を得られる場合があります。

2) PhotoScore 環境設定の[スキャン]タブの[グレースケールスキャンの水平度を自動的にとる]が選択されていることを確認してください。

3) スキャナに対してページをできるだけ水平に揃えてください。

4) グレースケールでスキャンしたときに、画像が薄すぎる(線が切れる)か濃すぎる(オブジェクトが結合する)場合、白黒(白黒線画、2色、1ビットと呼ばれることもあります)でスキャンして、スキャナ ドライバ ソフトウェアで画像の明るさを調整する方法を試してください。

譜表の高さ

解像度

6mm/0.25” 以上

200 dpi

4〜6mm/0.15〜0.25”

300 dpi

3〜6mm/0.12〜0.25”

400 dpi

5) 適切な解像度(200〜400 dpi)でスキャンしていることを確認してください。各譜表のサイズに適した解像度については、右を参照してください。 スキャンの解像度は、低すぎても高すぎても結果に大きな影響を及ぼす場合があります。

6) スキャン時に標準 TWAIN ダイアログ ボックスを使用する際(Mac バージョンの場合は常に TWAIN ダイアログ ボックスを使用します)、拡大縮小機能がある場合は、それをオフにする、もしくは、100% に設定してください。 こうしないと、不適切な解像度で PhotoScore にスキャンされる場合があります。

7) 書籍からスキャンする場合は、スキャンするページをできるだけ平らに保ってください。 そうすることで、ページの楽譜に影(ページが曲がった部分に)が作られ認識トラブルを引き起こすのを防ぐことができます。

8) 環境設定の[詳細リズムと連音符修正]をオフにしてみてください。 この機能がオンになっている場合、音符から必要な休符、付点、符尾を取り除いてしまうことがあります。

 

PhotoScore の読み取り速度が極めて遅く、読み取り中にハードディスクへの読み書きが頻繁に行われます。なぜですか?

PhotoScore for Windows®の場合に起こるものと思われますが、これは使用できるメモリが充分でない場合に発生します。 最適な性能を得るためには、コンピュータに最低でも 64MB の RAM が搭載されていることを推奨します。Windows 2000/XP®を使用している場合は、これ以上のメモリを搭載することをお奨めします。 この問題が発生したら、コンピュータで同時に実行するプログラムの数をできるだけ少なくして、メモリを解放するよう心がけてください。

 

出力を保存すると、小節の最後から一部の音符が欠けてしまうのはなぜ?

MIDI ファイルを保存したり、Sibelius に楽譜をエクスポートしたりする場合、各小節の拍子を合計したものと現在の拍子記号が一致することを確認する必要があります。 この症状が起きるのは、余分な音符は切り捨てられ、音符が抜けていると休符で埋められるためです。 編集で、抜けている拍子記号を挿入し、修正してください。 赤い点線で囲まれた小節や、赤い小さな音符は、拍子と拍数が一致していないこと示しています(クエスチョン マークが表示される場合は、拍子記号が設定されていないことを示しています)。 次に、長さの足りない音符や休符を追加したり、超過したものを削除したりして、小節の拍数の調節をします。 最後に、音符と休符の声部が正しく、必要な連音符/3連符が揃っていることを確認してください。 小節の最後に赤い小さな音符が表示されなくなれば、拍子が正しくなったことを意味します。

 

ネットワークを介してスキャンしようとしたところ、TWAIN ドライバが使用できません。

スキャナが接続されているコンピュータからスキャンを行い、.bmpファイル(Windows の場合)または TIFF ファイル(Macの場合)として画像を保存する必要があります。 次に、このファイルを PhotoScore の[ファイル]メニューの[開く]を使って開くことによって、PhotoScore からスキャンした場合と同じように扱うことができます。

 

起動時のスプラッシュ画面を表示させないようにするには?

PhotoScore 環境設定の [表示] タブに [起動時にスプラッシュ画面を表示] オプションがあります。これをオフにすると、PhotoScore の起動時にスプラッシュ画面が表示されなくなり、起動も早くなります。

 

 

 

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Last modified: July 27, 2011